帰ってきてドアを開けたら、部屋の空気がむわっ。うちの子は、いつものように玄関までお出迎え。
でも、部屋そのものの温度も、ちょっと気にかけておきたいところです。
気をつけたいのは2つ。出かける前に部屋の温度と天気予報をひと目見ることと、西日や直射日光をカーテン1枚でさえぎること。どちらも、今日から試せます。
愛犬のお留守番環境診断で「室温管理を見直すタイミング」が出た子にも、手がかりになるはずです。
この記事でわかること
- 夏の部屋の暑さを、どれくらい気にかけたらいいか
- 快適な室温の目安と、数字の見方
- エアコンのタイマーやスマートリモコンなど、室温を保つための選択肢
- 西日の入る部屋で、カーテン1枚からできること
- 子犬・シニアの子と、冬の冷えで気をつけたいこと
夏の部屋、どれくらい気にする?
夏のペットの熱中症は、環境省や自治体も注意を呼びかけています。保険金請求のデータでは、2025年の犬の熱中症の診療件数は、4月から7月にかけて前月比で倍増し、7月がいちばん多かったそうです(アニコム損害保険の集計より)。
ただ、こうした呼びかけの多くは「車の中」や「屋外」についてのもの。閉め切った家の中が、どれくらいの速さで、どこまで暑くなるかを測った公的なデータは、調べた範囲では見つかりませんでした。なので、このあと紹介する数字は、公的な基準ではなく「目安として紹介されている数字」として見てみてくださいね。
快適な温度、目安の数字は?
犬が快適に過ごせる室温の目安は、紹介しているところによって数字がちがいます。
- 永原動物病院のコラム: 室温24〜26℃前後・湿度40〜60%程度
- 獣医師が監修した「みんなのブリーダー」の記事: 室温22℃程度・湿度50%程度
- みかん動物病院のコラム(愛玩動物看護師の執筆): 25〜28℃
パグ・フレンチブルドッグ・シーズーなどの短頭種は、永原動物病院のコラムでは、部屋を22〜24℃程度とやや低めに設定するよう書かれています。年齢や種類、毛の量でも、快適な温度はちがうそう(みんなのブリーダーの記事より)。
数字をひとつに決めるより、温湿度計をひとつ置いて、うちの子の様子と合わせて見てみるのがおすすめです。
エアコンは、出かける前の「ひと目」から
「つけっぱなしは電気代が気になる」「消し忘れが心配」という方もいるかもしれません。まずは、出かける前に部屋の温度と天気予報を見ておくだけでも、エアコンやカーテンの手を打ちやすくなります。
出かける前に、ちらっと見るところ
今の部屋の温度と、今日の天気予報。
西日の入る窓の、カーテン。
エアコンのタイマー。
次の一歩は、エアコンのタイマー機能や、家にあるリモコンのタイマー予約を使ってみること。
スマートリモコンがあれば、出先でスマホをひらいて室温をのぞいたり、エアコンをつけたり消したりもできます。ただ、機器代や通信環境の準備が必要で、Wi-Fiが不安定だと反応しないこともあるので、「つけっぱなし」より確実、というわけではありません。まずはタイマーや窓の工夫から。必要になったら考えてみる、くらいがおすすめです。
西日の部屋は、カーテン1枚から
西日が入る部屋や、窓を閉め切ったままの部屋は、熱がこもりやすいといわれています。出かける前に、カーテンをシャッとひと引き。すだれで直射日光をさえぎったり、うちの子の居場所を日当たりの弱い部屋に移したりするのも、今日から試せる工夫です。
子犬とシニアは、少し早めに
子犬は体温調節がまだ得意でなかったり、シニアは若いころより苦手になっていたりすることがあるといわれています。「まだ大丈夫かな」と思ったときが、ちょうどいい合図。いつもより少し早めにエアコンをつけたり、室温を見たりしておくと安心です。
冬の冷えも、同じ見方で
室温の話は、暑さだけでなく寒さにも当てはまります。冬は、日中に日が差しこまない部屋が思ったより冷えこむことがあるので、夏と同じように、タイマーや窓の位置で調整してみてくださいね。
次のお留守番で、ちょっと試してみたくなること
- 温湿度計をひとつ置いて、帰ってきたら数字をちらっと見る
- 西日の入る窓は、出かける前にカーテンを閉めておく
どちらも、出かける前の30秒でできます。
ほかのところも、見直してみる?
お留守番で見直せるところは、室温のほかにも、お水や留守中の過ごし方などいろいろ。愛犬のお留守番環境診断では、うちの子の場合どこから見直すとよさそうかをタイプで確かめられるので、次のお留守番の前にのぞいてみてくださいね。お水の用意は、お留守番中のお水、どう用意する?にもまとめています。
こんなときは相談を
- 暑い部屋で、ぐったりしている、呼吸が荒い、よだれが多いといった様子があるときは、すぐに動物病院に連絡してください。
- いつもとちがう様子が続く・くり返されるときも、かかりつけの獣医師に相談してみてください。
- この記事の内容は、診断や治療の代わりにはなりません。







