帰ってきてドアを開けたら、器がひっくり返って、床がびしょびしょ。器の中は、からっぽ。
器を前足でちょいちょいしたり、お水をバシャバシャしたり、お水で遊ぶ子もいますね。元気なしるしかもしれませんね。
ただ、お留守番の日は、ちょっとだけ気にかけておきたいところ。気をつけたいのは2つです。水飲み場を1か所にしないことと、うちの子がふだんどれくらい飲んでいるかを知っておくこと。
愛犬のお留守番環境診断で「お水のバックアップ体制」が出た子にも、手がかりになるはずです。
この記事でわかること
- 水飲み場を「2か所」にする理由と、器の置き方
- 1日に飲むお水の量の目安(計算のしかたによって少しちがいます)
- 留守中の「何時間なら大丈夫?」の考え方
- 自動給水器を選ぶ前に知っておきたいこと
水飲み場は「2か所」がおすすめ
器が1つだけだと、ひっくり返したり、こぼしたりしたときに、「帰ったら空っぽ」になりかねません。なので、水飲み場を1か所だけにしないことが、いろいろな資料で共通してすすめられています。
お水のバックアップ
水飲み場は、家の中に2か所以上。
器は、重みのあるものか、吸盤・すべり止めつきのものに。
出かける前に、たっぷりめに入れておく。
特別な道具を買わなくても、家にある器をもう1つ置くだけで、立派なバックアップになります。
うちの子、1日にどれくらい飲んでる?
必要なお水の量は、計算のしかたによって少しちがいます。
健康な成犬なら、体重1kgあたり40〜60mLがひとつの目安。体重5kgの子なら、1日に200〜300mLくらいです(アニコム損害保険の獣医師監修記事より)。
別の計算のしかたでは、体重2kgで約190mL、5kgで約370mL、10kgで約630mL、20kgで約1,060mLとなっています(日本ペットフードの計算式「70×体重(kg)の0.75乗×1.6」の早見表より)。小型犬ほど2つの目安に開きが出やすく、大型犬ではおおむね近い数字になります。
ごはんの中身でも、お水から飲む量は変わります。ドライフードの水分は約10%、ウェットフードは約75%とされています(アニコム損害保険の獣医師監修記事より)。
どちらの数字が「正解」というより、うちの子がふだんどれくらい飲んでいるかを知っておくのが、いちばん役に立ちます。器に印をつけておく、減った量をなんとなくメモしておく。それだけでも、だいたいの目安がつかめます。
何時間なら大丈夫? は、まだ分からない
留守中、お水が何時間なくなると心配か、という目安は、調べた範囲では見つかりませんでした。なので、出かける前に「帰るまでお水が足りそうか」を見ておくのがおすすめです。
自動給水器という手も
自動給水器は、お水を循環させたり、一定の量を保ったりしてくれる道具で、お留守番が長い家で選ばれることがあります。こぼれにくいつくりのものや、お水の減り具合をアプリで見られるものも。
置く前に知っておくとよいのは、こんなところ。
- 電源やモーターの音をこわがる子もいる
- ときどき洗ったり、フィルターを替えたりする手間がある
- 停電のときは、止まってしまうことがある
- 機種によって価格の幅があり、費用がかかる
まずは器を増やす、置き方を変えるといった手元でできる工夫を試してみて、お留守番が長い、お水をよくこぼすといった事情があるときに選んでみるのがおすすめです。
次のお留守番で、ちょっと試してみたくなること
- 家にある器を、もう1つ別の場所に置いてみる
- 器にマスキングテープで線を1本。帰ってきたら、どこまで減ったかちらっと見る
どちらも、出かける前の1分でできます。
ほかのところも、見直してみる?
お留守番で見直せるところは、お水のほかにも、室温や留守中の過ごし方などいろいろ。愛犬のお留守番環境診断では、うちの子の場合どこから見直すとよさそうかをタイプで確かめられるので、次のお留守番の前にのぞいてみてくださいね。部屋の温度は、お留守番中の室温、どう考える?にもまとめています。
こんなときは相談を
- 急に飲む量が大きく増えた・減った、食欲がない、ぐったりしているなど、いつもとちがう様子があるときは、かかりつけの獣医師に相談してみてください。
- この記事の情報は、病気の診断や治療の代わりにはなりません。







