玄関のドアを閉めたあと、「……お水、ちゃんとあったよね?」と、ちょっとだけ振り返る。帰り道に「今ごろ寝てるかな? 吠えてないかな?」と、うちの子の顔が浮かぶ。
見守りのグッズはいろいろありますが、選ぶコツはひとつ。「いちばん気になっていること」から。全部そろえようとしなくても、そこから選んでいくと、うちの子に必要なものがぐっとしぼりやすくなります。
カメラ・給水器・給餌器・温湿度計を、どんな子・どんな家庭に合いそうかで並べてみました。
この記事でわかること
- グッズを選ぶ前に、何が気になっているかを整理する方法
- 買う前に、家にあるもので試せること
- ペットカメラ・自動給水器・自動給餌器・温湿度計、それぞれで見ておきたいところ
- 条件別の比べ方
- 置くときに気をつけたいこと
いちばん気になるのは、どれ?
お留守番の心配ごとは、だいたい次の4つに分けられます。
- 留守のあいだの様子が分からない(吠えていないか、落ち着いているか)
- お水がなくならないか(ひっくり返していないか)
- ごはんの時間がずれないか(帰りが遅くなる日がある)
- 部屋が暑すぎたり寒すぎたりしないか
いちばん気になっているものから1つ選ぶと、買うものは1つか2つで足りることが多いです。愛犬のお留守番環境診断では、どこから見直すとよさそうかを、タイプで確かめられます。
買う前に、家にあるもので試せること
グッズがなくても、できることはいろいろあります。
- 水飲み場を2か所以上にする(こぼしても片方が残ります)
- 出かける前と帰ったあとで、部屋の様子(物の散らかり方・トイレ・水の減り方)を見比べる
- 使っていないスマホがあれば、ビデオ通話のアプリで即席の見守りにしてみる
- 温度計を1つ置いて、帰ったときの室温を毎日メモする
くわしくはカメラがなくてもできる、お留守番の見守りとお留守番中のお水、どう用意する?にまとめています。そのうえで「やっぱり外から確かめたい」「手間を減らしたい」と感じたら、そこからグッズを考えてみるのがおすすめです。
グッズごとに、見ておきたいところ
ペットカメラ
- 部屋のどこまで映せるか(首振りの範囲)
- 暗くなっても見えるか(暗視)
- 吠えたときや動いたときに、スマホに通知が来るか
- 声をかけられるか、おやつを飛ばせるかなど、犬に向けた機能がほしいか
- 録画をSDカードに残すか、月額のクラウドサービスを使うか
カメラについては、ペットカメラの選び方と比較でもくわしく比べています。
自動給水器
- 1回に入る水の量(容量)
- フィルターの交換の手間と費用
- 電源(コンセントかUSBか)と、コードを置く場所
- 分解して洗いやすいか
流れる水が好きでよく飲む子もいれば、はじめは水の音や動きが気になって、給水器の前でじーっと見ている子もいます。新しいものを確かめているところかもしれませんね。いつもの器もとなりに並べて、しばらく両方置いておくと、うちの子の好みが見えてきます。
自動給餌器
- タンクの容量と、1回に出せる量の細かさ
- 1日に何回まで設定できるか
- スマホのアプリで時間を変えたり、出たかどうかを確かめたりできるか
- 使っているフードの粒の大きさに合うか
はじめて使うときは、家にいる日に何回か動かして、きちんと出るかを確かめておくと、落ち着いて使えます。
温湿度計
- 外出先から室温を見られるか(多くの機種は、見るために別の「ハブ」が必要です)
- 決めた温度を超えたときに、スマホに知らせてくれるか
- エアコンの操作とつなげられるか
どんな人に合いそう? 条件別の比べ方
代表的な製品を、どんな人に合いそうかで並べました。価格・仕様は変わることがあるので、買う前に各社の公式サイトで最新の情報を確かめてみてくださいね(下の表は、すべて2026年9月29日確認時点の情報です)。
様子を見て声もかけたい。犬に向けた機能がほしい
- 候補の一例
- Furboドッグカメラ 360°ビュー
- 主な仕様
- 360°回転、カラー暗視、おやつが飛び出す機能、吠えたときの通知。公式ショップの本体の定価は29,980円。有料の見守りサービス「Furboシッター」とのセットプランもあります(料金は公式サイトで確認)
価格を抑えて、部屋を広く見渡したい
- 候補の一例
- SwitchBot 見守りカメラ
- 主な仕様
- フルHD(1080P)、水平360°・垂直115°の首振り、8つの赤外線LEDによる暗視、動きを検知してスマホに通知、声のやりとり、microSDカード(最大128GB)とクラウドに保存。公式サイト価格3,780円(画質の高い「見守りカメラPlus」は3MPが3,980円、5MPが7,980円)
外出先から室温を確かめたい
- 候補の一例
- SwitchBot 温湿度計+ハブ
- 主な仕様
- 温湿度計は1,980円。外出先で見る・設定した温度を超えたら通知を受けるには、ハブ(ハブミニ(Matter対応)5,980円など)と組み合わせます。ハブ2(9,980円)は温湿度センサーつきで、エアコンなど赤外線リモコンの家電を外出先から操作できます
こぼしにくくして、流れる水を用意したい
- 候補の一例
- PETKIT 自動給水機 P4103S
- 主な仕様
- 容量1.8L、3層のフィルター(交換式)、USB電源(電源プラグは別売)、稼働音35dB未満、水がなくなるとポンプが止まる。公式サイト価格5,800円
小さめの給水器から試したい
- 候補の一例
- ジェックス ピュアクリスタル(犬用)
- 主な仕様
- 交換フィルター式で、800mL・900mL・950mL・1.5L・2.5Lなどサイズがいろいろ。価格は公式サイト・販売店で確認
帰りが遅い日も、ごはんの時間をそろえたい
- 候補の一例
- PETKIT 自動給餌機 P570
- 主な仕様
- 容量3.0L、1回10〜50g(10g刻み)、1日最大10回、Wi-Fiでアプリから設定、コンセント式。公式サイト価格13,880円
犬の
ための 機能が ほしいなら、 まず これ 価格を抑えて部屋を広く見る
SwitchBot 見守り
カメラ 価格を抑えつつ、部屋を広く見渡したいときの候補です。
外出先からエアコンを操作する
SwitchBot(スマートリモコン・温湿度計)
外出先からスマホでエアコンを操作したり、部屋の温度と湿度を確かめたりしたいときの候補です。
ごはんの時間をそろえる
PETKIT
自動給餌機 P570(アイリスプラザ) 帰りが遅い日も、決まった時間にごはんを出したいときの候補です。
どれも「無いと困る」というものではありません。気になっていること・かけられる費用・置き場所のバランスで選ぶものです。カメラと温湿度計のように見たいものが2つあるときは、まず1つ試してから足していくと、使わない道具が増えにくくなります。
置くときに、ちょっと気をつけたいこと
- 電源コードは、犬が届かない場所に這わせるか、カバーをつける(かじりやすい子は特に)
- カメラは、犬のお気に入りの場所と、水飲み場・トイレが映る位置に置く
- 給水器・給餌器は、はじめの数日はいつもの器も並べて、使えているかを見る
- 通知の設定は「吠えたとき」など必要なものにしぼる(こまめに鳴りすぎると、かえって落ち着かなくなることがあります)
- 停電やWi-Fiの不調で止まることもあるので、器を1つ多めに置くなど、道具に頼りきらない備えも残しておく
今夜、ちょっと試してみたくなること
- 水飲み場を、もう1か所増やしてみる
- 帰ったら、部屋の温度計をちらっと見てメモ
どちらも、30秒でできます。1週間ぶんのメモがたまると、グッズ選びの手がかりにもなります。
こんなときは相談を
- お留守番のあとに、吠え続けていた様子がある、物を壊している、食べない・飲まないといった様子が続くときは、道具で見守るだけで様子見を続けず、動物病院やドッグトレーナーに相談してください。
- この記事の内容は診断や治療の代わりにはなりません。
うちのお留守番、どこから見直す?
うちの子のお留守番、どこから見直すとよさそうかは愛犬のお留守番環境診断で確かめられます。道具を選ぶ前の整理に、使ってみてくださいね。お水の用意の仕方はお留守番中のお水、どう用意する?に、室温の考え方はお留守番中の室温、どう考える?にまとめています。





