名前を呼ぶと、ちらっとこっちを見て、また目を閉じる。なのに、気づけばいつも同じ部屋の、ちょっと離れたところで寝ている。
家族には一途で、知らない人や、いつもとちがうことには慎重。そんな柴犬が、お留守番などひとりの時間を落ち着いて過ごせるように、気にかけたいのは「出かける前」と「窓の外」の2つです。
もちろん性格は子それぞれなので、「うちの子はどうかな?」と思い浮かべながら読んでみてくださいね。
この記事でわかること
- 柴犬の性格の傾向
- ひとりの時間を落ち着いて過ごしてもらうための、出かける前の工夫
- 窓の外が見えすぎないようにする、お留守番の工夫
- ふだんから「ここなら落ち着く」場所をつくるコツ
ちょっと離れて、でもそばにいる
べったり甘えるより、少し離れたところから家族を見守っていることはありませんか?家族のことはちゃんと好きで、そのうえで自分の時間も大事にする、柴犬らしい一途さのしるしですね。
寝ているように見えて、外で小さな音がすると、耳だけぴくっ。もともと山あいで、小さな動物や鳥の猟を手伝ってきた犬種。感覚が鋭く、物音や気配によく気づく子が多いようです。知らない人が来たときや、いつもとちがうことがあったときに、じっと様子をうかがうのも、慎重なしっかり者らしい一面です。
物音への反応が気になる子の工夫は、見張り気質の子と、チャイム・来客にもまとめています。うちの子がどんな性格の傾向に近いかは、うちの子の性格タイプ診断で確かめられます。
お留守番の前に、ひと散歩
ひとりの時間を落ち着いて過ごしてもらうコツは、じつは出かける前にあります。お散歩や遊びの時間をしっかり取って、体も気持ちも満たされた状態で送り出すのがおすすめで、たっぷり歩いたあとは、留守中ものんびり過ごしやすくなります。玄関のドアが閉まるころには、もうベッドでまるくなっている。そんな送り出し方ができたら、理想です。
出かけるときの「いってきます」と、帰ってきたときの「ただいま」は、あっさりめに。大げさなあいさつは、かえって気持ちを高ぶらせることがあるといわれているので、帰ってきたら、落ち着いたころにゆっくりなでてあげてくださいね。
窓の外、見えすぎていない?
通りを歩く人、お散歩中のよその犬。窓の外に反応しやすい子は、窓から見える範囲を「うちの縄張り」と考えて、通る人や犬に吠えることがあると紹介されています。留守中もずっと窓の前で見張り番をしていたら、それはそれで大仕事ですね。
お留守番の窓
出かける前に、カーテンをさっと閉める。
外が見えすぎないだけで、見張りのお仕事を少しお休みにできます。
うちの子がよくいる場所から、窓の外がどれくらい見えるか、一度犬の目の高さでのぞいてみるのも手です。
「ここなら落ち着く」場所を、ふだんから
クレートやベッドなど、落ち着けるスペースがあると、ひとりの時間も過ごしやすくなります。ポイントは、お留守番のときだけ使うのではなく、ふだんから「ここは安心できる場所」にしておくこと。家族がいるときにそこでくつろいでいたら、声をかけずにそっとしておいてあげる。それをくり返すうちに、少しずつお気に入りの場所に。
留守中の様子をのぞいてみたくなったら、カメラがなくてもできる、お留守番の見守りもどうぞ。
今夜、ちょっと試してみたくなること
- うちの子がよくいる場所にしゃがんで、窓の外がどれくらい見えるか見てみる
- 次のお出かけは、「いってきます」を言わずにすっと出てみる
どちらも、30秒でできます。
うちのお留守番、どこから見直す?
窓の外のほかにも、お水の用意や部屋の温度など、お留守番で見直せるところはいろいろあります。愛犬のお留守番環境診断では、どこから見直すとよさそうかを、タイプで確かめられます。
こんなときは相談を
- お留守番のたびに激しく鳴き続ける、物を壊す、トイレの失敗が続くときは、ドッグトレーナーや獣医師などの専門家に相談してみてください。
- こうした様子の背景はひとつに決められるものではありません。専門家と一緒に見ていくと、うちの子に合った関わり方が見つかりやすくなります。


