冬の朝、毛布のすき間から鼻先だけちょこんと出して、なかなか出てこない。かと思えば、ピンポンが鳴った瞬間、小さな体で玄関に向かって一歩も引かずにワンワン。
体は小さくても、気持ちは大きい。家族には甘えん坊で、物音や来客にはきりっと反応する、そんなチワワとの暮らしでいちばん気をつけたいのは「寒さ」です。とくに、ひとりで過ごすお留守番の時間。部屋の温度を、ちょっとだけ気にかけてみてくださいね。
もちろん性格も寒がり具合も子それぞれなので、「うちの子はどうかな?」と思い浮かべながら読んでみてください。
この記事でわかること
- チワワの性格の傾向と、毛のタイプによる違い
- チワワが寒さに弱いといわれる理由と、「寒いよ」のサイン
- お留守番の日の室温の目安と、部屋を暖かく保つ工夫
- 体調が心配なときに相談する目安
来客にワンワン、は勇敢なしるし
体の大きな犬や知らない人にも、物おじせずに向かっていくことはありませんか?小さな体に、勇敢さがぎゅっ。そのぶん来客や物音にもすぐ気づいて、ピンポンが鳴れば家族のだれより先に玄関へ飛んでいき、真っ先に知らせてくれる子も多いですね。
物音への反応が気になる子の工夫は、見張り気質の子と、チャイム・来客にもまとめています。
毛は、短くつやつやのスムース・コートと、ふんわり長いロング・コートの2種類。どちらも、寒さとの付き合い方がこの犬種のテーマです。
毛布にもぐるのは、寒がりさんだから?
ふるさとは、温暖なメキシコといわれています。チワワは体が小さく地面にも近いので、外の空気の影響を受けやすいうえ、体が小さいぶん、体温を保つ力にも限りがあるといわれています。毛がうすいスムース・コートの子は、とくに冷えを感じやすい傾向があります。
こんな様子が見えたら、「寒いよ」のサインかもしれません。
- 小刻みにふるえる
- 丸まって、じっと動かない
- お水をあまり飲まなくなる
- 飼い主さんにぴったりくっついてくる
ぴったりくっついてくるのは、うれしい甘えんぼタイムでもあります。そんなときは、部屋がひんやりしていないか、ちょっと見てみてくださいね。
ふるえは、寒いときによく見られるしぐさ。ただ、工事の音や雷など、こわくてふるえていることもあるので、まわりにこわがりそうなものがないのにふるえが続くときは、無理をさせずに室温を見直してみてください。ぐったりしている、呼んでも反応がにぶいときは、温めるより先に動物病院に相談してくださいね。
お留守番の日は「25度前後」をひとつの目安に
チワワにとって冬の部屋の温度は、「25度前後」がよいといわれています。ただ、ちょうどいい温度は毛の長さや年齢、持病があるかどうかでも変わるので、温度計の数字だけでなく、丸まっていないか、ふるえていないかといったうちの子の様子を見ながら、調節してみてくださいね。25度前後は、獣医師が監修した記事で紹介されている目安です。
部屋を暖かく保つ工夫は、たとえばこんなこと。
- 暖房やエアコンで、室温を一定に保つ
- ケージやサークルのまわりに毛布をかけて冷気をさえぎり、床には厚手のタオルやマットを敷く
- ペット用の湯たんぽやホットカーペットは、人がそばにいるときに。低温やけどを防ぐため、肌に直接ふれすぎない置き方にする
- 加湿器で、乾燥を防ぐ
お留守番の暖房は、エアコンで部屋ごと温める形が安心です。ストーブやこたつは、留守中は使わないのがおすすめです。電気ストーブは、出かける前にプラグまで抜いておいてくださいね。外の気温が低い日は、お留守番の時間そのものを短くしたり、日中の暖かい時間帯にずらしたりするのも手です。
室温の考え方は、お留守番中の室温、どう考える?にもまとめています。
今夜、ちょっと試してみたくなること
- 出かける前に、温度計で部屋の温度をちらっと見る
- ケージに、毛布かタオルを1枚足してみる
どちらも、出かける前の30秒でできます。
うちのお留守番、どこから見直す?
寒さのほかにも、お水の用意や、ひとりの時間の過ごし方など、お留守番で見直せるところはいろいろあります。愛犬のお留守番環境診断では、どこから見直すとよさそうかを、タイプで確かめられます。留守中の様子をのぞいてみたくなったら、カメラがなくてもできる、お留守番の見守りもどうぞ。
こんなときは相談を
- ぐったりしている、体にさわるとひんやり冷たい、食べない状態が続く、といった様子があるときは、体温や血糖の状態が心配な場合があるので、早めに動物病院へ相談してください。
- ふるえが長く続く、丸まったまま動こうとしないなど、いつもとちがう様子が続くときも、自己判断で様子を見続けず、専門家に相談してください。
- この記事の内容は診断や治療の代わりにはなりません。




