朝、うちの子の顔をのぞきこんだら、目の下にうっすら茶色いすじ。拭いてあげても、しばらくすると、また。
涙やけの理由はひとつではなく、ごはんだけで決まるものでもないので、ごはんを変えたからといって、必ず変化があるとも言えません。だから順番は、目もとのお手入れが先。ごはんの見直しは、その次がおすすめです。
今のごはん見直し診断で「涙やけが気になるタイプ」が出た子にも、手がかりになるはずです。
この記事でわかること
- 涙やけが起きる理由と、食べものとの関係
- ごはんを変える前にできる、目もとのお手入れ
- ごはんも見直したいときに見るところ
- 何を試したいかで選ぶ、候補の比べ方
- 動物病院に相談したほうがよいサイン
涙やけって、どうして起きるの?
涙やけ(流涙症)は、涙が目からあふれ続けて、目のまわりの毛が茶色っぽく変わってしまう状態です。理由は、大きく分けると2つあるとされています。
- 涙の通り道(鼻涙管など)が、せまい・つまっている
- まつ毛の異常や結膜炎などの炎症で、涙そのものが増えている
マルチーズやトイ・プードル、シーズーなど、涙やけが出やすいといわれる犬種もあります。
食べものとの関係は、見方が分かれています。食べ物や花粉などのアレルギーが目の炎症を起こし、涙やけにつながることがある、という説明がある一方で、目を専門にみる獣医師からは「食物アレルギーが流涙症の原因になるとは医学的に証明されていない」「食材を変えるだけで涙が常に流れ出ている状態を改善することは難しいのではないか」という指摘もあります。なので、ごはんを見直せば涙やけが必ずよくなる、とは言い切れません。この記事で紹介するのも、フードで涙やけを治す・減らす方法ではなく、ごはんを見直すときの比べ方です。
まずは、目もとのお手入れから
黄色くドロッとした目やにが出る、白目のところが赤い、などのときは、お手入れより先に動物病院へ。
ごはんを変える前に、手元のものでできることがあります。
- 目のまわりの毛を短く整える(おうちで難しければ、トリミングサロンや動物病院で相談してみる)
- ぬるま湯でしめらせたガーゼなどで、涙やけのところをやさしく拭く(ゴシゴシこすると皮膚炎になることがあるので、力を入れすぎない)
- 花粉やハウスダストなど、部屋のまわりに心当たりがないか見てみる
- 涙や目やにの色・量、いつから増えたかをメモしておく(受診のときに伝えやすくなります)
ごはんも見直してみたいときは
お手入れを続けながら、ごはんも見直してみたいとき。すぐに変化が出ることを期待するより、次のようなところを目安に考えてみるのがおすすめです。
ごはんを見直すときに見るところ
今のごはんと、主な原材料(肉や魚の種類)がちがう?
少しの量やお試しから始められる?
切り替えは、今のごはんに少しずつ混ぜて、1〜2週間かけて。
急に全部を切り替えると、お腹がゆるくなったり、食べなくなったりすることがあるので、涙やけとは別に、切り替えそのものはゆっくり進めるのが安心です。進め方は、ごはんを切り替えるときの進め方にもまとめています。
何を試したい? で比べる
「これが正解」という一択ではなく、何を試してみたいかで候補は変わります。
主な原材料(たんぱく源)を変えて比べてみたい
- 候補の一例
- カナガン チキン・サーモン
- 今のごはんのままできること
- 今のごはんのまま、目のまわりの毛を短く整えて、涙をこまめに拭き取る
まずは1袋から試したい
- 候補の一例
- ドッグフード工房 定期便
- 今のごはんのままできること
- 今のごはんのまま1〜2週間、涙・目やにの様子を記録して変化を見る
涙やけが
気に なる 子が、 まず 比べてみたい 1つ
どちらも、「試してみて合わなければ、今のごはんのままで大丈夫」という気持ちで考えてみてくださいね。ごはんを変えること自体が、目的ではありません。
今夜、ちょっと試してみたくなること
- 今のフードの袋と、気になっている候補の袋を並べて、原材料の表示を見くらべてみる
- 目のまわりをやさしく拭いたついでに、涙や目やにの様子をスマホにひとことメモ
ごはんを変える・変えないにかかわらず、1週間続けてみると、様子の変化に気づきやすくなります。
うちの子のごはん、ほかの視点でも
涙やけは、ごはんを見直すときの手がかりのひとつです。今のごはん見直し診断では、食いつき・毛艶と皮膚・涙やけ・お腹の調子・体型の5つの視点から、今のごはんを続けるか、与え方を整えるか、見直すかの目安が分かります。
こんなときは相談を
- 黄色くドロッとした目やにが出る、目をしょぼつかせる・痛そうに細める、白目のところが赤い、といった様子があるときは、ごはんを見直すより先に動物病院に相談してください。
- 涙の量が急に増えた、左右で様子がちがう、といった変化があるときも、原因を見きわめる必要があるので、受診をおすすめします。
- この記事は、診断や治療の代わりにはなりません。気になる症状があるときは、まず動物病院で目の状態を診てもらうと安心です。



